この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。
ロゼッタストーンは国内外の企業や教育機関43,000社以上に導入されている言語学習プログラムです。
韓国語以外にも英語からヘブライ語まで幅広く24言語を取り扱っています。
かつては単品でも5、6万円したロゼッタストーン。
今ではなんと5、6千円程度で購入できるようになりました。
価格が十分の一になったということは、そのぶんプログラム内容も薄くなったのではないか…?と心配したのですが、内容はそのままで値段だけリーズナブルになったようです。
販売代理店が変わったのを機に大幅に値下がりしたらしいです
以前からロゼッタストーンに興味があった私にとっては使ってみる絶好のチャンス。
テキストで韓国語を勉強するのと併せてロゼッタストーンを活用しました。
ロゼッタストーンで勉強をした効果やメリット・デメリットなど使用感を詳しくお伝えします。
私がロゼッタストーンを購入した理由
この手の語学習得ソフトに対して私はとても否定的でした。
こんなので言語習得できたら誰も苦労しないわー
…と使ったことがないのに思っていました。
ところが友人の知人であるトルコ人のおじさんに出会ったことで考えが変わることに。
そのおじさんは英語がすごく堪能でした。
トルコでは観光地以外で英語が使える人は少ないと聞いたことがあったので、何故こんなにも英語がペラペラなのか気になった私は、どうやって英語を勉強したのかおじさんに質問しました。
おじさんは
ロゼッタストーンで勉強したんだ
と答えました。想定外の返答でした。
おじさんは真顔だったし物静かな人でジョークを言うようなタイプではありません。
この時から「ロゼッタストーンってちゃんと学習効果があるんだ!」と強烈な興味を持つようになったのでした。
値段が高くて購入する勇気がわかないまま何年も経過してしまいましたが、いつの間にか値段が安くなっていたので満を持してロゼッタストーンを購入しました。
「いやいや、おじさんが使ってたのは韓国版じゃなくて英語版でしょ?」
というツッコミが入りそうですが、ロゼッタストーンは取り扱ってるすべての言語で同じ学習メソッドを使っています。
なので言語に左右されることなくもたらされる効果は同じなのです。
ロゼッタストーンを使った感想
念願のロゼッタストーンで勉強した感想をスバリ先にお伝えすると「買ってよかった!」です。
私にとってはストレスをおぼえることなく楽しく勉強できるプログラムとなりました。
高評価のポイントをまとめます。
・視覚聴覚を同時に使って言葉の意味を勉強するので記憶しやすい
・読む、聞く、話すが入れ替わり繰り返されるので記憶しやすく飽きにくい
・学習したことが何度も反復されるので忘れにくい
・タップ操作で簡単に何度でも発音を聞きなおせる
・PCかスマホ、環境に応じてデバイスを切り替えることができてどこでも勉強しやすい
特に『読む、聞く、話すが入れ替わり繰り返されるので記憶しやすく飽きにくい』という点は優れていると思います。
プログラムを進めていく過程で、すでに学んだ単語なども定期的に登場するため、新しいことを学びながら復習ができて一石二鳥です。
覚えよう覚えようと必死にならなくても、ただやるだけでいつの間にか身についているという感覚があります。
テキストで勉強するよりゲーム感覚で出来ることもあり疲れにくいです。
実際、仕事などでヘトヘトのときはテキストとか本のページをめくるのがしんどいのですが、ロゼッタストーンならスマホを開いて画面に表示された設問に沿っていけばいいだけなので、面倒な気持ちにならず気軽に勉強することが出来ました。
私にとっては買ってよかったロゼッタストーンですがデメリットがないわけではありません。
残念だったポイントを以下にまとめます。
・動作が重いことがある
・何を問われているのか理解できないことがある
・序盤の反復がしつこい
・初中級編しかない
まだ言い終わってないのに発音判定が「〇」になったり「×」になったりすることがあり、聞き取り技術の正確さを疑うことがあります。
動作も重いことがあって、結果が出るのに3秒くらい待つことがあります;
自宅のネット環境が万全じゃないのでその影響があるかもしれませんが…発音判定はちょっと不服です。
ただ動作が重いのは発音判定だけで他の部分ではスムーズです。
「何を問われているのか理解できないことがある」というのは「次の空欄を埋めましょう」とか「声に出して発音してみましょう」みたいな問題文が出てこないので、設問の意図を理解できず何をしたらいいか分からないことがあるということです。
とはいえやっていくうちに設問のパターンは把握できるようになるので、慣れてしまえば支障はないと思います。
「序盤の反復がしつこい」というのは、序盤のうちは学習内容が少ないためか似たような問いが連続するため少し煩わしかったということです。
でもこれも序盤だけで、そのうち反復の頻度もちょうど良くなっていき煩わしさはなくなりました。
そして私の中で最も不服なのはロゼッタストーン韓国語版が「初中級編」までしかないことです。
英語版では上級編はもちろん、ビジネス編 プライベート編 TOEIC対策編など、幅広くプログラムが用意されているのに韓国語は初中級編のひとつだけなので物足りなさを感じます。
あとデメリットではありませんが注意点があります。
ロゼッタストーン韓国語版で勉強するにはハングルを覚えていないと厳しいということです。
ほぼ全ての問題でハングルが出てくるため、ハングルが読めないとスムーズに勉強が進まないと思います。
ハングルを覚えてからであればいつ取り組んでもOKです。
ロゼッタストーンで韓国語を勉強してみた効果と感想まとめ
ロゼッタストーンはお決まりの単語やフレーズをただ暗記するのではなく、ゲーム感覚でテンポよく学ぶことができます。
苦労することなく自然と韓国語を吸収できるところが私にとって最大のメリットでした。いい意味で「勉強している」という感覚がないのが魅力です。
このゲーム感覚で学べる学習システムは「Memrise(メムライズ)」に似ています。
ロゼッタストーン韓国語版の価格は5,478円(税込)ですが、定期的にキャンペーンをやっていて2,220円 (税込)とか破格になっていることがあります。
韓国語テキストを2冊買うよりも断然安い
どうせなら安く手に入れた方がお得ですが、通常価格でもこの質なら破格だと個人的には思います。
大学生でも高校生でもバイトをしていれば余裕で買えるお値段。
興味があったら迷わず試してみてもらいたいイチオシ教材です。