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全世界で1500万人以上のユーザーが利用しているという語学学習者向けQ&Aアプリ、hinative(ハイネイティブ)の評判と実際に利用してみた感想をお伝えします。
hinative(ハイネイティブ)とは?
hinativeはネイティブスピーカーがお互いの母国語を教えあうQ&Aアプリ。
「ふと浮かんだ疑問をスマホからすぐに質問!」がコンセプト
知りたい言語について分からないことを質問するとネイティブスピーカーが回答してくれます。
どう質問したらいいかわからなくても問題なし。
用意された質問テンプレートを使えば簡単な単語を入力するだけで質問ができます。
語学を勉強していると気になってくるのが「この言い方って自然なのかなぁ?」ということ。
テキストに載っている文章はもちろん正しいのだろうけど、やけに堅かったり状況によっては適切じゃない表現になっていることが多々あると思います。
「こういう時ネイティブなら何て言うのかなあ?」という疑問をネットで調べても、どんぴしゃで答えが出てこないことも結構ある。
そんな時に使えるのがhinativeです。質問をピンポイントで直接ネイティブに聞けるというのはとても便利で画期的だと思います。
hinativeの評判は?
現在、全世界232カ国で利用され113の言語でやりとりが行われているhinative。
ユーザーはどのように評価しているのでしょうか。
App Storeプレビュー、Google Playのレビューに投稿されていた利用者たちの口コミ内容をチェックしてまとめてみました。
hinativeの良い口コミ
・色々な国の人から返事をもらえたり逆にこちらが日本語を教えたり勉強になる
・音声でも質問、回答ができるのでアウトプットの練習にもなって良い
・言葉のニュアンスや辞書に載っていない使い方を質問できて便利
・発音を直してくれるのが良い
・定形フォームで気軽に質問できるのがいい
・すぐにネイティブの人が答えてくれるから問題が早く解決していい
・少しづつ海外の人に身構えなくなった
・質問を投稿すると「自然・ちょっと不自然・意味が伝わらない」などアンケート形式が採用されているので客観的に結果を受けとることができる
・方言での言い方も教えてくれて助かる
・ちょっとしたフレーズを知りたいときにとても便利
・教材とかの行儀の良い知識だけでなくネイティブのより感覚的な回答を知れるのが良いところ
・辞典では分かりづらい類似語の微妙なニュアンスなどをネイティブに聞くことができ重宝してる
・複数の人から回答をもらえるので吟味できる
・わからないスラングを聞けばネイティブがすぐ教えてくれるので助かる
・質問したいことのテンプレがあるので聞きやすい
・理解の怪しい単語は文を作ってネイティブにチェックしてもらう。そして会話のキャッチボールをしているうちに作文スピードが上がる。テキストが残るから復習もできる
・辞書にはない個性的&個人的な定義が知れて面白い。言葉に対する感覚が違って人それぞれなのがわかる
・気軽に使えてレスポンスが早い
・夜中でも知りたいことがピンポイントで聞けるし他の人のQ&Aも全部とっておきたいくらい勉強になる
・正しい言い回しを教わることができるし、こんな言い方があるのかと勉強になる
hinativeの悪い口コミ
・スクロール時などの動作が遅い・検索機能の質が悪い
・知識的に専門レベルの回答者が少ないため過度な期待はしないほうがいい
・日本語の質問にいい加減な説明をする日本人もたくさん見かける
・嘘を教えられてうんざりしアンインストールした
・プレミアムじゃないと使えない機能が多い
・翻訳が1日4回までなど少なすぎる(無料コースの場合)
・定期コースの値段に納得がいかない(素人同士で文章添削やアドバイスをしあって月1200円は高い)
・質問しても時間や内容によっては誰も答えてくれないことがある
・日本語訳の宿題を丸々載せる学生さんとか、ワザと変な質問する人、思いつきで質問連投しまくる人とかがいる。Twitterのように特定ユーザーをミュートしたい
hinativeの個人的な感想
良い口コミで目立ったのは「教材や辞書に載っていない言葉や言い方を教えてもらえること」そして「気軽に質問できすぐに回答をもらえること」でした。
一方、悪い口コミでは「システムの不具合」の他、「サービスの価格や制限に対する不満」や「回答者の質に対しての疑問」という内容が多かったように思います。
次に私自身がhinativeを使ってみた感想をお伝えします。
口コミにもあった内容と重複しますが私が感じた「良い点」も、ピンポイントで分からないことを質問してすぐに解答を貰えることです。
特にカジュアルなシチュエーションや特定のシチュエーションについて学べる機会が多くないので、痒いところに手が届く感じがして非常にありがたかったです。
逆に日本語でわからないことがある質問者に対して解答してあげることもできるのですが、これが「そんな捉え方もあるんだ~」と気付かされることがあり思いがけず勉強になったりします。
あと日本語を教えて喜んでもらえると「誰かの役に立った感」が得られて嬉しいし楽しいです(笑
しかしちょっと複雑なことを聞くと返答が来ないこともありました。
やっと貰えた答えが「 そういうことが聞きたいんじゃないんだよなぁ」と微妙だったりすることもあり。
なので質問の仕方には気をつかって工夫するのが良いなと悟りました。
「○○はどうやって言いますか?」という質問より「この文は自然ですか?」という質問のほうがおすすめです。
相手が答えやすい聞き方をするのがポイントだと思います。
そして上記の良い口コミ&悪い口コミを調べていた際、私が感じたことと全く同じ意見を発見。
まさに私も以下のように思いました。
良くも悪くもYah〇〇知恵袋言語版。
専門家の意見ではないことに注意。
辞書や授業と合わせたセカンドオピニオン的な使用が望ましい。
求めていた答えがドンピシャで貰えることも勿論あるのだけど、それが本当に正しいのかどうかセカンドオピニオン的に再調査するのが望ましいと感じました。
日本人でも日本語を説明するのにイマイチな答えをしている人がいるのは事実で、ということは他の国の言語者も回答が上手くいかない場合も可能性としてあるように思います。
それが悪いと言ってるのではなく、微妙なニュアンスの言葉を的確に解説するのは、一般人ではなかなか難しいと思うのです。
そのため教えてもらった解答は何でもかんでも鵜呑みにするのではなく、「解決の糸口を教えてもらった」くらいのつもりで正解はそこから自分で調べて導き出すというのがベストだと思いました。
hinativeはメイン教材ではなく補助教材として役立つ!
ーーというのが私個人の感想になります。
hinativeの評判ってどう?韓国語の勉強に役立つ使い方まとめ
利用者からシステムやサービスの改善を求める声もあるようですが、運営側も着々と新しい要素を入れたりしており、今後もっと発展していくような可能性を感じられました。
無料の範囲でも勉強の助けになることは大いにあります。
知りたいことがテキストに載ってなくてネットで調べても全然わからない!なんて困った時にはHiNativeを利用してみてくださいね。