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わかりやすく楽しい文章で書かれた絵本は韓国語の勉強にぴったりです。
今回は韓国語の絵本のおすすめをご紹介したいと思います。
韓国語の絵本おすすめの一冊
ご紹介する絵本は「あらしのよるに(폭풍우 치는 밤에)」です。
小学校では教科書に載ったり、映画や舞台にもなったので知っている人も多いのではないでしょうか。
「あらしのよるに」あらすじ
嵐の夜、ヤギのメイととオオカミのカブは山小屋に避難してきた。
真っ暗な闇の中で互いの正体がわからなかったが夜通し語りあい意気投合する二匹。
二匹は「あらしのよるに」を合い言葉にして再会の約束をかわす。
翌日、二匹はお互いの正体を知ることになるが喰う者(オオカミ)と喰われる者(ヤギ)の関係を超えて「ひみつのともだち」となる。
しかしそれは決して許されない禁断の友情だった…。
日本生まれの絵本ですが韓国でも読まれているようで、韓国ドラマ「主君の太陽」にも登場!
ドラマ内では「あらしのよるに」の物語が重要な役割を果たしていました。
それだけキャラクターや物語が奥深く魅力的なのだと思います。
実際「あらしのよるに」は1巻のみで完結するはずだったそうですが、人気が高いためにシリーズ化されることになったようです。
全7巻までありますが今回は最初の1巻をご紹介しますね。
おすすめの理由
絵本は日常生活で使わないような言葉や表現が出てくる場合がありますが、子供向けということもあって出てくる言葉や表現がわかりやすいです。
私自身も絵本で韓国語を学ぶことが役立っており人にもおすすめしています。
特に登場人物同士のやりとりが多い絵本は会話の勉強になるので良いです。
この韓国語版の「あらしのよるに」はヤギとオオカミの会話文が多めなので教材として向いていると思います。
それと1巻は全部で48ページあるのですが1ページに大体5~12行くらいの文章が載っており、文量が少なすぎず多すぎずちょうどいいと感じました。
文章が1、2行しかなかい絵本は読みやすいですが教材としてはちょっと物足りないんですよね。
かといってこれ以上多くても勉強しきる前に疲れて離脱しちゃうかもしれないので、このくらいがいい感じだと思います。
絵本の韓文と和訳
「あらしのよるに」で勉強した韓国語の文と和訳してみた一部を少しですがシェアします。
ピックアップしたのはヤギのメイとオオカミのカブが真っ暗な小屋の中で初めて出会ったシーン。
嵐で足を挫いたオオカミのカブは、杖をついて音を鳴らしながら小屋に入ってきました。
先に小屋にいたヤギのメイは、杖が「コツコツ」鳴ったのを聞いてヤギのひづめの音だと勘違い。
まさか入ってきたのがオオカミだと思わず挨拶をするのでした。
杖をついて入ってきた黒い姿はヤギではなくオオカミでした。게다가이 늑대는이 빨이 날카 롭고, 염소 고기를 가장 좋아했습니다.
そのうえこのオオカミは歯が鋭く、ヤギの肉が一番好きでした。
“당신이 와서 마음이 한결 놓 이네요.”
「あなたが来て安心しました」
염소는 상대가 늑대라는 걸 아직 눈치 채지 못했습니다.
ヤギは相手がオオカミだということにまだ気づいていません。
“이렇게 비바람이 몰아 치는 밤에 이런 오두막에 혼자 있었다면, 나라도 좀 불안했을 거예요.”
「こんな嵐が吹き荒れる夜にこんな小屋に一人でいたら私もちょっと不安だったと思います」
늑대도 상대가 염소인지 몰랐습니다.
オオカミも相手がヤギだとは知りませんでした。
嵐を災難だと思っている二匹ですが嵐の夜で真っ暗だったのは幸いでしたよね。
昼間だったらどうなっていたんでしょう…。
韓国語の絵本おすすめの一冊!韓流ドラマに登場の人気作品まとめ
ドラマ「主君の太陽」では惹かれあう二人の関係性を「あらしのよるに」のヤギとオオカミになぞらえていたのが印象に残っています。
私はこのドラマきっかけで「あらしのよるに」を読みました。
物語の大筋は知っていたものの読んだのは始めてだったので、これを機に7巻まで読んでみようかなと思っています。
「あらしのよるに」を読んだことがある人もない人も、韓国語で書かれた「あらしのよるに」で勉強しながら、ヤギとオオカミの運命的な友情物語に触れてみませんか。